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日本ハム・万波 初の満塁弾!延長10回則本撃ち「ばっちりでした」 2位・ロッテに2差

スポニチアネックス 2024年8月7日 6時2分

 ◇パ・リーグ 日本ハム5―1楽天(2024年8月6日 楽天モバイル)

 1週間前、日本ハム・万波は絶不調に陥っていた。先月30日のオリックス戦で4打席連続空振り三振。翌日は欠場し、3試合続けてスタメンを外れたが「一打席で悪くなることもあれば、良くなることもざらにある」。不振から完全に抜け出した男が、試合を決める豪快な一発を放った。

 「ばっちりでした」。同点の延長10回2死満塁。フルカウントからの7球目、則本の外角153キロ直球を逆方向となる右中間スタンドへ弾丸ライナーで運んだ。プロ初となるグランドスラムは決勝弾となり「ああいうところでホームランを打てて、本当にうれしく思います」と仲間から手荒い祝福を受けた。

 昨季リーグトップに1本差の25本塁打と飛躍した。さらなる長打を求めて打撃改造に励むも球宴明けに不振に陥り、「取り組みを疑うこともあった」。それでも、試合後は夜遅くまで打撃動画を確認して原因を追求。4試合ぶりにスタメン復帰した3日のソフトバンク戦で出場10試合ぶりの一発を放ち、自力で不振を抜け出した。

 3位のチームは貯金6とし、2位ロッテとは2ゲーム差に縮め、4位楽天とは3ゲーム差に広げた。新庄監督も「大したもんですよ。チャンスに強いバッターというのは、やっぱ外せない」とうなずいた。万波は言う。「3連勝したいが、まず(3連戦の)勝ち越しが何より大事」。Aクラス死守、そしてCS進出へ言い聞かせるようだった。(清藤 駿太)

 ≪延長満弾パでは5年ぶり≫万波(日)が延長10回に則本(楽)から自身初となるグランドスラム。延長戦の満塁本塁打は、23年6月8日オリックス戦の丸(巨)以来。パでは19年3月29日オリックス戦の中田(日)以来5年ぶりとなった。なお、則本の被本塁打は139本目だが、満塁弾を浴びたのは初めて。

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