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貫録1投予選通過の北口榛花 前夜にハプニング「恨んでやる」就寝後に電話、声の主は…

スポニチアネックス 2024年8月7日 19時57分

 ◇パリ五輪第13日 陸上(2024年8月7日 フランス競技場)

 女子やり投げの23年世界選手権金メダリスト、北口榛花(JAL)が予選の1投目で62メートル58をマーク。予選通過ラインの62メートルを超え、10日(日本時間11日)の決勝に進出した。

 世界女王の貫録を見せつけた。スムーズな助走から力強く放たれたやりは、美しい放物線を描いた。

 目指す金メダルへ軽快に第一歩を刻んだが、実は前夜にハプニングがあった。午後9時に就寝したが、1時間後の午後10時に電話が鳴る。声の主はセケラク・コーチだった。

 「コーチ席に入るのにコーチのカードをもらうんだけど、知ってる?」という同コーチに、眠気でもうろうとしていた北口は「知らん」。この日の朝にあらためて連絡したものの、「(電話の後は)ちょっと寝れなくて、恨んでやると思っていた」と笑った。

 まだ拠点のチェコ滞在中、男子100メートルなどをテレビで見て興奮状態に。「走っていないのにアドレナリンが出ちゃって。寝れなくなって目を閉じても一生、自分が投げているところが自動再生されるみたいになった。昨日から見ないようにした」と今は自らに集中している。

 62メートル58は予選7位。65メートル超えが1人、64メートル超えが3人と決勝はハイレベルな争いが予想される。「予選を見ていても仕上げてきている人は仕上げてきている。今季ベストを更新したいし、いい勝負ができればいい」と決戦を見据えた。

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