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Here we go!パリ五輪代表DF内野貴史が“電撃”UAE移籍 破格の年俸130万ドル+3年契約

スポニチアネックス 2024年8月7日 21時1分

 パリ五輪代表DF内野貴史(23=ドイツ2部デュッセルドルフ)がUAE王者アル・ワスルへ電撃移籍することが7日、分かった。中東関係者によると両クラブ間で合意。近日中に正式発表される。

 左右両サイドバックが可能な内野は当初はパリ五輪のバックアップメンバーにも登録されていなかったが、DF半田陸(G大阪)の負傷により急きょパリ行き。1次リーグ第3戦イスラエル戦にフル出場して無失点に貢献した。強度の高い守備に加えて、ドイツ5部相当のリーグからたたき上げでカテゴリーを上げてきたメンタルの強さも持ち味だ。

 伸びしろを残す23歳には北欧や東欧クラブだけではなく、J複数クラブも獲得を打診していた。その中でアル・ワスルが年俸130万ドル(約1億9000万円)の3年契約を提示。またACLエリートでブラジル代表FWネイマール(アル・ヒラル)やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)らと対戦する可能性があることが大きかったという。

 日本代表クラスの若手が、中東に活躍の場を求めるのは異例。内野は“Here we go!(さあ、いこう!”のパイオニア精神で、日本サッカー界の新たな道を作る。

 ◇内野 貴史(うちの・たかし) 2001年(平13)3月7日生まれ、千葉県出身の23歳。千葉アカデミーを経て18年に渡独。5部のデューレン、4部アーヘンの下部組織を経て21年にデュッセルドルフのセカンドチームと契約。22年3月にトップチーム初出場。同年U―21代表に初招集され、24年パリ五輪出場。1メートル77、64キロ。利き足は右。

 ▽アル・ワスル 1960年創設。本拠地はドバイ。過去には故ディエゴ・マラドーナが指揮を執り、昨季はミロシュ・ミロイェヴィッチ監督の元で17シーズンぶり8度目のリーグ制覇。鹿島や鳥栖でプレーしたDF鄭昇〓チョンスンヒョンや3度のW杯出場歴を誇る元スイス代表FWハリス・セフェロヴィッチらが在籍。ザビール・スタジアムは収容人数8439人。

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