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藤波朱理 圧倒的強さで決勝進出「必ず世界チャンピオン、いや間違えた…」照れ笑いで金メダル獲得誓う

スポニチアネックス 2024年8月8日 2時59分

 ◇パリ五輪第13日 レスリング(2024年8月7日 シャンドマルス・アリーナ)

 女子53キロ級で公式戦135連勝中の藤波朱理(20=日体大)が7日、準決勝で21年東京五輪銀メダリストのパン・キアンユ(中国)に10―0のテクニカルスペリオリティー勝ち。3試合を圧倒的な強さ勝ち抜き初五輪での金メダル獲得に王手をかけた。中学2年生だった2017年から7年間続いている公式戦連勝記録も136に更新。大会前から誓っていた「137連勝で金」へ、翌日に行われる決勝の舞台でも圧倒的な強さを見せつける。決勝は日本時間9日午前2時53分開始予定。

 初五輪でのメダル獲得は確定させた。しかし、目指すは金メダル。初戦で22年世界女王に2分5秒フォール勝ちを収め最高の五輪デビューを果たした藤波は、準々決勝もフォール勝ちと圧倒的な強さで4強入り。そして準決勝でも藤波朱理のレスリングを貫き勝利した。

 開始直後から前後左右から攻め続けた藤波。3度バックを取り第1ピリオドを6―0で終えると、第2ピリオド開始からも猛攻を続け、相手に全く付け入る隙を与えず。4分40秒、10―0のテクニカルスペリオリティー勝ちで決勝進出を決めた。

 昨年アジア選手権決勝でも10―0で圧勝していた相手に、再び勝利し笑顔でスタンドの声援に応えた藤波。パリでの五輪デビューから3試合を圧勝でたどり着いた決勝の舞台に「ここまでしっかり勝てたので、オリンピックチャンピオンになるためにここに来たので、しっかり明日もう一本集中して、自分のレスリングをして、必ず世界チャンピオン、いや間違えた、オリンピックチャンピオンになりたいと思います」と言い間違えに照れ笑いを浮かべながら思いを語った。

 入場時も勝利した時もスタンドに向かって何度も頷く姿がい印象的だが「このいっぱいの観客席、地元からお母さん、おばあちゃんが応援に来てくれて、この雰囲気はなかなか味わえないものなので、目に焼き付けようという思いでしっかり見て、パワーをもらって、試合に挑もうという思いでいました」と明かし「私はオリンピックチャンピオンになるために今までやってきたので、しっかり明日1個、必ず勝って金メダルを持ち帰られるように、注目してください」と力強く金メダル奪取を誓った。

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