◇第106回全国高校野球選手権大会 1回戦 大阪桐蔭5―0興南（2024年8月8日 甲子園）
春夏連覇経験校同士の対決は、大阪桐蔭に軍配が上がった。大阪桐蔭（大阪）が興南（沖縄）を5―0で破り、6年ぶり6度目の夏の頂点に向けて、初戦を突破した。
相性の良さは生きていた。大阪桐蔭は春夏を通じて甲子園大会で九州勢に対して無敗。この日の勝利で対九州勢の連勝を11に伸ばした。
初めて九州勢と対戦したのは夏の大会に初出場初優勝した91年。決勝戦で沖縄水産（沖縄）に13―8と打ち勝って、頂点に立った。この一戦から、今春選抜大会2回戦の神村学園（鹿児島）まで10連勝。そしてこの夏も連勝を伸ばすこととなった。
05年夏、今年の春以外、九州勢に勝った大会は優勝している。6年ぶり6度目の頂点に向け「吉兆」とも言える快勝だった。
【大阪桐蔭対九州勢】
91年夏 決勝 13―8 沖縄水産（沖縄）
05年夏 3回戦 4―1 清峰（長崎）
08年夏 1回戦 16―2 日田林工（大分）
12年春 2回戦 5―3 九州学院（熊本）
12年夏 3回戦 6―2 済々黌（熊本）
17年春 準々決勝 4―2 東海大福岡（福岡）
17年春 準決勝 2―1 秀岳館（熊本）
18年春 2回戦 14―2 伊万里（佐賀）
18年夏 2回戦 10―4 沖学園（福岡）
24年春 2回戦 4―2 神村学園（鹿児島）
24年夏 1回戦 5―0 興南（沖縄）