◇ナ・リーグ ドジャース4-9フィリーズ(2024年8月7日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠地でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数無安打で2試合連続ノーヒットに終わり、チームも連敗を喫した。
初回の第1打席はカーブに手を出し、ニゴロ。送球を受けたフィリーズの一塁手・ハーパーがベースで足を滑らせ、尻もちを付き、足が離れたとして一度は失策で出塁したものの、ビデオ判定でアウトに覆り、ニゴロに倒れた。
2回無死一、二塁の第2打席は94・4マイル(約152キロ)の痛烈な打球を放ったが、一塁手・ハーパーに好捕され、一ゴロに倒れた。4回1死の第3打席は二飛に打ち取られた。7回の第4打席も遊ゴロだった。
第5打席は4-9の9回1死一、二塁で打席が回って来たが、三邪飛。5打席快音が響かず、前日の同戦から9打席連続無安打となった。
チームは初回にフリーマン、ロハスの適時打で2点を奪い、逆転に成功。2回にもフリーマンの適時打で2点を加えリードを広げた。
ところが、3-4の6回の守備で無死二塁からフィリーズ・マーシュのバントゴロを三塁手、E・ヘルナンデスが捕球し、三塁ベースカバーに入ったロハスに転送。ロハスが二塁走者・ボームを三塁でタッチアウトにしたが、走塁妨害と判定され、セーフに。この判定を巡り、デーブ・ロバーツ監督が審判に猛抗議。今季初の退場処分を受けた。
指揮官を失ったチームは無死一、三塁から試合が再開すると、三ゴロの間に同点に追いつかれ、さらに3番手・ケリーがシュワバーに痛恨の3ランを浴びるなどこの回一挙5失点。あっという間に試合をひっくり返され敗れた。
ナ・リーグ東地区首位フィリーズとのポストシーズン前哨戦を1勝2敗と負け越し、同じ西地区2位のパドレス、ダイヤモンドバックスに3ゲーム差まで迫られた。