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オープンウオーター13位の蝦名愛梨、セーヌ川の水は「胃腸炎にはなりがちなんですけど大丈夫でした」

スポニチアネックス 2024年8月8日 17時19分

 ◇パリ五輪第14日 水泳 オープンウオーター女子(2024年8月8日 アレクサンドル3世橋)

 水泳のオープンウオーター(マラソンスイミング)女子10キロがセーヌ川で行われ、五輪初出場の蝦名愛梨(22=自衛隊)は2時間6分17秒7で13位だった。16年リオデジャネイロ五輪金、21年東京五輪銀のシャロン・ファン・ラウエンダール(30=オランダ)が3人による優勝争いを制し、2時間3分34秒2で金メダルを獲得した。

 セーヌ川ではトライアスロンで水質問題が噴出したが、大会組織委員会とワールドアクアティクス(世界水連)は8日朝、最新の検査で水質が基準を満たしているとして予定どおりの開催を発表していた。

 一時は3番手につけ、終盤まで入賞圏内の8位につけていた蛯名は「最後に抜かれて悔しいですが、楽しく泳げたので満足しています」と振り返った。懸念されたセーヌ川の水質については「レース中は集中していて水質は気にならなかった。けっこう胃腸炎にはなりがちなんですけど、大丈夫でした」とコメント。オープンウオーターの会場が水質優先で田舎か、それとも客の集まる都会のどちらがいいかと聞かれると「私は都会の方がいい」と答えた。

 トライアスロンのスイムでは降雨による水質悪化の影響で公式練習が4回中止され、男子のレースは一日延期となった。レース後は各国選手に体調不良者が続出。女子選手がレースで体調を崩したとして、ベルギーは混合リレーを棄権した。また、6日に予定されていたオープンウオーターの公式練習も水質が基準に達せず中止となっていた。生活排水が流れ込むセーヌ川は1923年から遊泳禁止となっており、パリ市は五輪へ向けて約14億ユーロ(約2200億円)を投入して水質改善に取り組んでいた。

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