パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルに輝いた日下尚(23=三恵海運)が競技から一夜明けた8日、メダリスト会見に出席した。
日下は「昨日は現実かわからなかったけど、ようやく実感が沸いてきた」と金メダルを枕元に置いて寝たことを明かした。起床して金メダルが手元にあることに「最高でしたね。これ本当にマジで俺のものなんだなって。重みというか、これが自分の手元にあることが確認できた」と語った。
金メダル獲得の反響は「デカすぎて…。普段あまりこんな経験がなかった。人間って反響が大きすぎるとフリーズしてしまうとわかった」と笑顔で明かした。
また、今やりたいことについて聞かれると「ずっとレスリングやってきて、遊んでいるときも食事しているときもレスリングのことばかり考えてきた。自分に休暇を与えたい」と羽を伸ばしたいとした。続けて「海外とかも試合でしか行ったことがない。海外や日本のいろんなところに旅行に行ったり、普段できないことをいっぱいしたい。ちょっと、はっちゃけたい」とコメントして取材陣の笑いを誘った。