女優の鳳恵弥（43）、俳優の京本政樹（65）らが出演する舞台「シーボルト父子伝～蒼い目のサムライ～受け継ぐ者達」が8日、東京・博品館劇場で開幕した。
鳳が主演、脚本、演出を務める同舞台は、20年に初演を迎え今回で5回目。初参加の京本は西洋医学の始祖と言われるシーボルトを演じる。以前この役を演じていたのは一昨年66歳で亡くなった俳優の渡辺裕之さん。京本は渡辺さんと40年以上の付き合いがあり「非常に感慨深い。天国のナベさんがどう思ってるのか分からないですけど、しっかり務めさせていただきたい」と意気込んだ。
一方、「僕が白髪でひげをつけてというのはあまりない」と衣装の新鮮さを語り「ひげが暑いんだよ。早く取りたい」と苦笑いを見せ、会場の笑いを誘った。
鳳は「京本さんが座組の空気を変えてくださった。ピリつくとかではなく、みんな“憧れの先輩が来てくださった”というまなざしで見ていた」と稽古場に与えた好影響を明かした。
公演は同所で11日まで。