きょう9日に初戦を迎える金足農（秋田）は、兵庫県伊丹市内のグラウンドで練習。オリックス・吉田輝星の弟で最速146キロ右腕・大輝は、西日本短大付（福岡）との一戦に向け「絶対に負けたくないので、まずは自分が0に抑えたい」と初の甲子園での快投を誓った。
調整は万全だ。練習の最後にはブルペン入りし、直球主体に31球を投げ込んだ。捕手の相馬英典（えいすけ＝3年）ともグータッチを交わすと「暑さに慣れて調子も上向きです」と笑みを浮かべた。
今大会は健大高崎（群馬）の石垣元気が前日に153キロをマークし、大阪桐蔭の中野は興南を完封と同じ2年生が活躍する。「自分の中では刺激になっていて、いつかは世代No・1になりたい」と吉田。夏の主役の座へ躍り出る準備はできている。 （村井 樹）