◇パリ五輪第14日 サッカー男子3位決定戦 モロッコ―エジプト（2024年8月8日 ボジョワール競技場）
パリ五輪サッカー男子は8日に3位決定戦が行われ、モロッコが初のメダル獲得を懸けエジプトと対戦。FWソフィアン・ラヒミ(28＝アルアイン)が前半23分、ヘディングシュートからチーム2点目をマーク。開幕から6試合連続ゴールという五輪史上初の快挙を達成した。
今大会オーバーエイジ（OA）枠として招集されたFWラヒミは開幕戦で2得点し、優勝候補アルゼンチンから大金星を挙げることに貢献。その後毎試合ゴールを積み重ね初の4強進出に導くと、準決勝スペイン戦でもPKから先制ゴール。五輪での5試合連続得点はアフリカ人史上初という快挙だった。
この試合でも先発出場すると1―0とリードした前半23分、左からのクロスに頭で合わせ追加点。大事なメダル獲得がかかった大一番でもゴールを決め、今大会通算7点目。FIFAによると開幕から6試合連続ゴールは、サッカー男子五輪史上初という偉業になったという。
さらにFWラヒミは後半19分に追加点。MFアコマシュ（ビジャレアル）からのスルーパスで抜け出すと相手GKとの1対1で冷静にゴールネットを揺らし、この日2点目。通算8得点に伸ばし、2位に4点差をつけ得点ランクトップを独走した。