◇セ・リーグ 阪神6ー3ヤクルト（2024年8月8日 神宮）
阪神・ビーズリーは三塁側からの大歓声に笑顔で手を振って応えた。2回2死一、二塁から松本直の中前打で先制点こそ献上したものの、3回以降はしっかり修正し、7回4安打1失点。自身3連勝となる6勝目を挙げた。
「なるべく長く試合で投げたいというのがありましたし、それができた」
試合前から警戒していたサンタナ、村上、オスナの中軸から計4三振を奪うなど、わずか1安打に抑えた。神宮は中継ぎだった昨年4月30日以来の登板。前日に感触を確かめたマウンドは「あんまり僕には合わなかった（笑い）」そうで、プレートの踏む位置を変えるなどして工夫。「それが相手には（打つのに）厳しかったのかもしれません」と振り返った。3～6回は無安打に抑え、攻撃陣にリズムを生んだ。
「攻撃陣がしっかり点を取ってくれて、ここまで投げることができた。守備も攻撃も感謝しています」
負けられない一戦が続く後半戦でも、チームのために腕を振る。 （杉原 瑠夏）