Infoseek 楽天

阪神・伊藤将 中継ぎで1軍復帰! 9日広島戦からスタンバイ 疲労蓄積の救援陣救う

スポニチアネックス 2024年8月9日 5時17分

 ◇セ・リーグ 阪神6ー3ヤクルト(2024年8月8日 神宮)

 阪神・伊藤将司投手(28)が、9日広島戦(京セラドーム)から中継ぎとして1軍に復帰することが8日、分かった。

 7月13日の中日戦で3回5失点と乱れ、翌14日に出場登録を抹消。2軍で先発調整を続けていたが、疲労が蓄積している1軍救援陣の整備が最優先となり、中継ぎ経験もある伊藤将にリリーバーとして白羽の矢が立った。

 1軍のブルペン陣には、不安定さが垣間見える。守護神・岩崎は6日のヤクルト戦でサヨナラ打を浴びた。桐敷はこの日の7回にマウンドへ上がり、1/3回を3安打2失点。リーグトップ48試合目の登板の疲れからか、1死一、二塁の一発同点のピンチを残して石井の救援を仰いだ。7月31日の巨人戦では大量リードで登板した岡留、漆原、富田がそろって失点。3日のDeNA戦でも4―4の7回に岩貞が2/3回を2失点。後を継いだ岡留も、回をまたいで1回4失点と炎上している。

 一方、伊藤将は7月27日のウエスタン・リーグの広島戦で7回1失点と好投。続く3日の同オリックス戦では5回2/3を4失点ながら、5回までは1失点と耐えた。昨年のオリックスとの日本シリーズ第7戦での快投も記憶に新しく、3番手で3回を零封して球団38年ぶりの日本一に貢献した。21年にもリリーフ2試合計4回1/3を無失点。経験した試合数は少なくても適応力は十分あり、状態も良い。重要な勝負どころの広島、巨人6連戦で、接戦の展開でも十分に送り込める。

 この日は鳴尾浜球場で、ランニングやキャッチボールなどで調整。炎天下で懸命に汗を流し「自分が良い感覚で投げられているというのはある」と手応えを口にした。逆転連覇への正念場。復活を期す28歳の力投で、勝利を引き寄せる。

この記事の関連ニュース