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【女子ケイリン】エース佐藤水菜が準々決勝敗退「やり切れたので後悔はない」日本人初メダルならず

スポニチアネックス 2024年8月9日 2時1分

 ◇パリ五輪第14日 自転車トラック(2024年8月8日 サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム)

 女子ケイリン準々決勝が行われ、日本のエース佐藤水菜(25=日本競輪選手会)は準々決勝で敗れた。同種目での日本人初のメダル獲得はならなかった。

 22年の世界選手権で2位になった相性の良い会場。佐藤は準々決勝の3組で登場し、序盤から後方でレースを進めた。ペースメーカーが離れた後、加速した他の選手から遅れて最後の1周でスパートを掛けたが、準決勝進出の4着以内に入れなかった。

 レース後、佐藤は「自分の一番壁であるその日の第一レースは難しかった。初日から抱えていた不安が現実に表れてしまった。レース慣れしていない部分をどうやって克服すればいいのかという課題が見つかったので、いい経験になった」と振り返った。

 準々決勝での敗退となったが「悔しくない。これが自分の実力とよくわかっている。自分の一番の壁は第一レースっていうのがあって、力負け。自分の実力をしっかり発揮した上で負けたので。やり切れたので後悔はない」と力強く語った。

 佐藤は18年に四日市競輪場でデビュー。21年にガールズケイリンコレクションで初優勝。23年にはオールガールズクラシックG1の初代女王に輝いた。

 自転車競技では女子エリート強化指定選手となり21年、22年世界選手権で銀メダル、23年アジア大会で金メダルを獲得するなど国際大会で活躍している。

 ケイリンは日本発祥の種目。00年シドニー大会から男子が採用され、日本勢は08年北京大会で男子の永井清史が銅メダルを獲得した。12年ロンドン大会から採用された女子ではこれまでメダルがない。

 ◇佐藤 水菜(さとう・みな)1998年(平10)12月7日生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身の25歳。中学3年時に本格的にロードバイクに乗り始める。茅ケ崎高卒。17年1月競輪学校合格。18年7月にプロデビュー。1メートル63、59キロ。

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