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【甲子園】新潟産大付指揮官「甲子園の勝利ってこんなにすごいんだ」初出場初勝利に「100点満点」

スポニチアネックス 2024年8月9日 10時27分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 新潟産大付2-1花咲徳栄(2024年8月9日 甲子園)

 春夏通じて初の甲子園出場となった新潟産大付が花咲徳栄(埼玉)に競り勝ち、記念すべき甲子園1勝を挙げた。

 先発・宮田塁翔(3年)が2回に先制点を与えたものの5回まで相手打線を1点に抑え、粘投。6回から後を継いだ田中拓朗(3年)も無失点に抑え、流れを渡さなかった。

 打線も0-1の6回に2死三塁から7番・千野虹輝(3年)が左中間を破る適時二塁打を放ち、同点。7回には2死三塁から4番・多田大樹(3年)が左前適時打を放って勝ち越しに成功した。

 終わってみれば、花咲徳栄の7本を上回る11本の安打を放ち、2017年に全国制覇の経験もある強豪校を倒した。

 吉野公浩監督は「ありがとうございます!」と声を枯らしながら喜び「夢の中にいると言いますか、大観衆の中で甲子園の勝利ってこんなにすごいもんなんだなと感じています」としみじみ。勝って歌った聖地での校歌に「最高でした」と感無量の様子だった。

 そして「粘り強く5回まで2点ビハインドでオッケーと言ってたのでうちのチームとしては最高の展開でした」と狙い通りのゲーム運びができたとし、機動力を使った野球に「アウトを恐れず攻める姿勢で行ったのが良かった。甲子園でノーエラー。100点満点のゲームだったと思います」と選手たちをねぎらった。

 新潟県勢7年ぶり勝利に「勝利がないのは分かってたので、花咲徳栄さんは優勝候補ですけど、なんとか食らいついて行こうと思っていた。勝てて本当に良かったです」と汗をぬぐった。

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