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【甲子園】宮崎商・谷口主将「僕たちのプレーで宮崎を明るく」 第4日第1試合、中京大中京戦

スポニチアネックス 2024年8月9日 10時39分

 8日に震度6弱の地震があった宮崎県代表の宮崎商が9日、10日の1回戦・中京大中京(愛知)戦に備えて尼崎ベイコム球場で2時間練習した。プロ注目の中村奈一輝(ないき)遊撃手(3年)らが内外野守備の連係の確認や、バッティングマシンを前に出して対戦相手の140キロ後半の速球をイメージした打撃練習、バント練習で汗を流した。

 主将の谷口真捕手(3年)は「宮崎県が大変なことが起こっている中、甲子園で試合ができるので本当に幸せだと思います。自分たちのハツラツとしたプレーで宮崎を明るく盛り上げたいです」と全力プレーを誓った。

 橋口光朗監督(36)は「きのうは夕食の時間を前倒ししていて選手の耳に入らずに、僕の口から地震のことを伝えることができたので、選手はパニックにならなかったですね。実際の状況は僕も分からないので、選手は心配していると思います。1勝でも多くして地元のみなさんに報告したいと思います」と話した。

 練習後には堀切康博校長が宮崎商ナインを激励した。地震対応について「教頭が当たっています。地震の時は教職員22人、生徒が38人いて生徒は親御さんに連絡を取って全員迎えにきてもらっています」と報告があったことを明かした。宮崎市内は震度5強で川沿いの立地で津波遡上の心配もあったが、現状問題ない状態だという。

 宮崎―神戸間のフェリー欠航で応援に来る1、2年生の野球部員がバス移動になったが、早朝に甲子園に到着。第1試合を観戦しているという連絡もあった。

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