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【甲子園】西日本短大付指揮官「村上に託す」9回猛反撃受けるもエース「信じるのみ」逃げ切り勝利に安堵

スポニチアネックス 2024年8月9日 13時29分

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 西日本短大付6-4金足農(2024年8月9日 甲子園)

 3年ぶり7度目の出場となった西日本短大付(福岡)が金足農(秋田)を下し、2010年以来、14年ぶりに甲子園で勝利をつかんだ。

 初回、先頭・奥駿仁(2年)が左前打で出塁すると、相手の暴投で一気に三塁まで進む好走塁を見せ、先制機をつくった。続く2番・井上蓮音(2年)が前進守備の三遊間を破る適時打であっという間に先制。5回は無死満塁から5番・村上太一(3年)の右犠飛で追加点を奪うと、6番・斉藤大将(2年)、8番・山下航輝(2年)にも適時打が飛び出し、この回一挙4点を加えた。

 先発・村上は6-0の9回に金足農の反撃にあい、4点を失ったが何とか踏ん張り逃げ切った。

 試合後、西村慎太郎監督は9回に猛追にあった場面について「信じるのみということで、祈るように見てました」と振り返り、「あの場面でしたので、エースの村上に託す気持ちで見てました」と継投の考えはなかったとした。

 そして、金足農の猛反撃に「やはり、素晴らしいチームでしたので展開としては6-0になりましたけど、ただじゃ終わらないなと。一気に行かれそうな雰囲気だったので、やっぱりチームの底力を感じました」と脱帽。逃げ切り勝ちに安堵した。

 打線は相手エース・吉田に9安打を浴びせ5点を奪取。「(5回の攻撃は)だいぶスピード含め慣れてきた。それよりも初回、奥の走塁で1点をもらい、ベンチの雰囲気がいい意味で変わった。初回が大きかったと思います」と1アウトも取られずに1点を先制できた攻撃を称えた。

 初戦突破に「好投手からこれだけヒットを打てて自信になりますし、次の試合につながるんじゃないかなと期待してます」と話した。

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