大相撲夏巡業が9日、茨城県日立市の日立市池の川さくらアリーナでで行われた。大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)は土俵入りのみ参加し、午前中の稽古を欠席して取組からも外れた。
琴桜はこの日の朝、腰痛を発症。支度部屋では座っているのもつらそうな様子だった。「何が原因かは分からない」と話しており、突発的なケガではなく疲労の蓄積によるものとみられる。
10日の福島・いわき場所は休場する予定。11日には、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)の故郷、山形県尾花沢市での巡業が控えている。この日急きょ巡業先に訪れた師匠は「しっかり治して(尾花沢で)復帰できるように」と早期回復を願った。
今月4日から始まった夏巡業は、豊昇龍(25=立浪部屋)と貴景勝(28=常盤山部屋)の2大関が初日から休場。横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が一時離脱していた6~8日の3日間は、横綱大関陣が琴桜ただ一人という状況だった。