将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は9日、東京都渋谷区の将棋会館で2次予選3組の準決勝一局を行い、先手の斎藤慎太郎八段(31)が97手で渡辺明九段(40)を下した。斎藤は第67期以来、7期ぶりの挑戦者決定リーグ進出まであと1勝。決勝では広瀬章人九段(37)と対戦する。
王将位を5期獲得している渡辺は、第59期以来続いていた挑決リーグ入り(タイトル保持期含む)が15期連続で途絶えた。
この日で2次予選全3組の決勝カードが出そろった。1組は西田拓也五段(32)―高田明浩五段(22)、2組は佐々木勇気八段(30)―梶浦宏孝七段(29)。