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【バスケ男子】セルビア 米国に大逆転負け…選手から審判に不満の声「彼らは我々と話をしてくれなかった」

スポニチアネックス 2024年8月9日 19時18分

 ◇パリ五輪第14日 男子バスケットボール・準決勝 セルビア91ー95米国(2024年8月9日 ベルシー・アリーナ)

 男子バスケットボール準決勝で、セルビア(世界ランク4位)は米国(同ランク1位)と対戦。第3Qまで最大17点リードしながらも、第4Q残り3分で試合をひっくり返されて91―95と大逆転負けを喫して準決勝敗退。銅メダル懸けて昨夏W杯王者ドイツとの3位決定戦に臨む。

 大会直前の強化試合そして1次リーグと米国に2連敗中だったセルビア。

 エースのニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)が前半だけで9得点7リバウンドとダブルダブル級の活躍。その他にもアレクサ・アブラモビッチ(パルチザン)が4本の3Pシュートを決めるなどチーム最多の15得点。そしてボグダン・ボグダノビッチ(ホークス)も12得点をマークするなど、2大会ぶりの決勝進出へ準決勝は、最大17点リードを奪うなど最高の前半戦だった

 第3Qは猛追を受けながらも終了間際に4点プレーを成立させて13点リードで最終クオーターを迎えた。

 しかし第4Q序盤に3―10のランをくらうと、残り3分41秒にレブロンがレイアップシュートを決められて同点追いつかれた。その後も残り2分24秒にカリーのこの日9本目の3Pシュートで逆転されると王者に太刀打ちできず逆転負けを喫した。

 試合後は涙を流すセルビア選手もいる中で、ボグダノビッチは「負けたときに何かを言うのは難しい。最後に負ければ、それが証明される。私たちはスコアボードのためにプレーしている。人生最高の試合ができても、負ければ敗者だ」と負けを認めた上で、「私たちは敗者ではない。私たちは世界最高のチームと戦えることを示した」と胸を張った。

 しかし審判については「我々は彼らと話をしようとしたが、彼らは我々と話をしようとはしなかった」と告白。「彼らが両手で私たちをつかんでいたとき、私たちには笛をふいてくれることはなかった」と不満をもらした。

 パリ五輪では柔道など他の競技でも微妙な判定や不可解な判定があり、ネットを中心に議論を呼んでいる。

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