◇セ・リーグ 巨人2―9中日(2024年8月9日 バンテリンD)
巨人は中日戦(バンテリンD)で今季ワーストタイの9失点惨敗。試合後には、先発した又木鉄平(25)と2番手で投げた高橋礼(28)両投手のファーム調整が決まった。
初勝利を懸けて47日ぶりプロ3度目の先発マウンドに上がったドラフト5位左腕・又木は初回に連続四球から細川に3ラン、木下に2ランを浴びて1回4安打5失点KO。2番手右腕・高橋礼も3回6安打4失点と、一度火がついた中日打線の勢いを止められなかった。
杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は又木について「自分の力を出せなかった」とし、「ブルペンは普通に良かったですよ。普通ですね」と残念そう。
この日もストライクが入らず制球難を露呈してしまったが、「課題もそうですけど、真っすぐ自体がね、カウント取れなかったので。カウント、四球を出して苦しくして、真っすぐ一本を狙われているって感じですよね。自分に足りないものが分かっている…分かっているというか、前回もそうなんですけど、これでより一層ね、自分がどうなるべきか分かったはずなので」とした。
又木はこの日、出場選手登録されたばかりだが、あす10日に抹消されることが決定。3回で76球を投じた高橋礼についても「球数も投げたし、明日、明後日、使えないのでね。さすがに9連戦なので」とし、こちらも抹消となる。
2軍からは左腕の今村信貴投手(30)が昇格する予定。チームでは5、6番手の先発ローテーション投手が流動的となっているが、「ちょっと苦しいところですね。本来なら赤星が入ってほしいんですけどね」とここまで開幕から0勝7敗の赤星優志投手(25)に期待した杉内コーチ。次回の先発投手については「ちょっと考えながらやっていきます」と明言はしなかった。