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新競技ブレイキン AMIが1次L首位で準々決勝進出! 41歳AYUMIも突破 準決勝で日本人対決も

スポニチアネックス 2024年8月9日 23時34分

 ◇パリ五輪第15日 ブレイキン(2024年8月9日 コンコルド広場)

 パリ五輪唯一の新競技ブレイキンは女子1次リーグが行われ、C組の湯浅亜実(25=ダンサー名・AMI)は3連勝し、グループ首位で準々決勝進出を決めた。

 イタリア人ダンサーと対戦した初戦は、第1ラウンドは優先権のあるAMIがトップロックで華麗なステップを披露すると、そこからパワームーブにつなげダイナミックな動きで会場を沸かせた。第2ラウンドは音ハメでのフリーズも決まり、会場のボルテージは最高潮に。審判からも高い評価を得た。

 第2戦はモロッコ人ダンサーと対峙。流れるようなムーブの連続で相手を圧倒。早々に決勝トーナメント進出を決めた。

 第3戦は1次リーグ首位通過を懸けて中国人ダンサーと対戦。ラテン調の音楽を巧みに表現し、2-0として首位通過を決めた。

 D組の福島あゆみ(41=ダンサー名・AYUMI)はトレードマークのハンチング帽姿で登場。初戦の第1ラウンドは熟練の脚さばきで会場を魅了。第2ラウンドもベテランらしく手数の多さを見せたが、力強いムーブを見せたウクライナ人ダンサーの評価も高く、初戦は1-1となった。

  第2戦は第1ラウンドでAYUMIのオリジナルムーブで拭き掃除する姿から編み出した「ぞうきん」を披露するも、このラウンドはウクライナ人ダンサーが先取。第2ラウンドは取り返し、1-1とした。

 3位から逆転での決勝トーナメント進出を目指した第3戦は地元フランス人ダンサーと激突。細かくも洗練された動きで第1ラウンドを先取すると、第2ラウンドも奪い2-0とした。AYUMIはD組2位で準々決勝進出を決めた。3位とは1票差の接戦だった。

 今大会は男女それぞれ16人の選手が1対1で直接対決。各選手は自らの演技を披露し、相手はそれに応じて返す。9人のジャッジは「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つの基準に基づいて採点を行う。審査中は、各審査員がタブレットを使用して各要素の得点を評価していく。1次リーグは4人ず4組に分かれて対戦。各組上位2選手が準決勝に進出する。3位決定戦も実施する。

 AMIは「最初の方は体が動かなかったが、楽しめたしストレートで行けてよかった。練習は一生懸命やってきたが、昨日や今日の朝は今までにないソワソワ感があった。それがいい方に出るか悪い方に出るかどっちだろうと思いながら(会場に)来た。ベスト8に残る子たちはすごいBガールばかり。誰と当たるかは関係なくベストを尽くしたい」と話した。

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