リーグトップの10勝を挙げているエースが真夏もチームを引っ張る。ソフトバンク・有原航平投手(31)が“勝負の9連戦”の初戦を託された。
「前回(3日の日本ハム戦)投げた日にチームが勝つことできなかった。悔しい思いがあった。後ろの試合もあるし、入り(初戦)は凄く大事だと思う。チームも自分も乗っていけるようないいリズムで投げたい」。10日の楽天戦(みずほペイペイ)の先発に向けて力を込めた。
ここまで17試合に先発して10勝4敗、防御率2・15の好成績をマーク。先発ローテーションの大黒柱として頼もしい投球を続けている。1登板あたりの平均で7イニング以上を投げているタフネスぶりも光っている。
経験豊富でここからが真価の見せどころであることも承知している。優勝へのラストスパートに向けて「本当に大事なのはここから。もっともっと上げていきたい」と闘志を燃やしている。
楽天3連戦は有原、スチュワート、大関が先発する。まずは先陣を切って白星をもたらし、チームに勢いをつける。(木下 大一)