◇パリ五輪第15日 陸上(2024年8月9日 フランス競技場)
男子400メートルリレー決勝で、日本は37秒78の5位で16年リオ五輪銀以来、2大会ぶりの表彰台に届かなかった。
前日(8日)の予選は1走からサニブラウン・ハキーム(25=東レ)、柳田大輝(21=東洋大)、桐生祥秀(28=日本生命)、上山紘輝(25=住友電工)のオーダーだったが、決勝は1走に坂井隆一郎(26=大阪ガス)、2走にサニブラウンを起用した。
スタート前、人気漫画「NARUTO」のポーズを4人でつないで号砲が鳴る。優勝候補筆頭の米国が1→2走でバトンミスを犯し、日本はスムーズにつながり、3走・桐生から4走・上山にバトンが渡る時はトップ。金メダルすら射程圏にとらえていたが、アンカー勝負で抜き去られた。
桐生は個人種目でのパリ出場はかなわず、リレーに全てを懸けていた。「メダルが欲しかった。メダルを獲ろうと思うと、全員が(サニブラウン)ハキームクラス、競うくらいにならないといけない」とし、「次の五輪は分からないんですけど、(25年東京で)世界陸上があるので、足が速くならないと」と話した。