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【サッカー男子】スペイン 32年ぶり金メダル獲得!開催国フランスとの激闘延長戦5―3で制す

スポニチアネックス 2024年8月10日 3時48分

 ◇パリ五輪第15日 サッカー男子決勝 スペイン5―3フランス(2024年8月9日 フランス競技場)

 パリ五輪サッカー男子は9日に決勝戦が行われ、スペインが開催国フランスとの死闘を延長戦の末に5―3で勝利。92年バルセロナ大会以来、32年ぶり2度目の金メダルを獲得。途中出場のFWセルヒオ・カメージョ(23=ラージョ・バジェカーノ)が延長戦で2得点の大活躍を見せ、激しい撃ち合いを制した。

 スペインは前半11分に失点。自陣左からのクロスをクリアしきれずMFミロ(シュツットガルト)に意表をつくダイレクトシュートを打たれ、GKテナス(パリSG)は弾ききれずゴールネットを揺らされた。

 出はなをくじかれたスペインだったが同18分、MFバエナ(ビジャレアル)の足元へのパスをMFフェルミンロペス(バルセロナ)がエリア内で右足一閃。テクニカルなダイレクトシュートで3戦連発となる同点ゴールを決めた。

 この一撃で勢いに乗ると同25分に逆転ゴール。左サイドからのクロスをFWアベルルイス(ジローナ)が合わせシュート。これは相手GKに防がれるも、そのこぼれ球をMFフェルミンロペスが押し込み2点目。さらに同28分、ペナルティーエリア手前からMFバエナが相手GKが一歩も動けないような完璧な直接フリーキックを決め、3―1とリードを広げた。

 前半アディッショナルタイムにはピンチを迎えたが、GKテナスが至近距離からのFWマテタ(クリスタルパレス)のヘディングシュートをファインセーブ。後半は相手の猛攻を受けると同33分、MFオリーズ(Bミュンヘン)のフリーキックからゴール前でMFアクリウシェ(モナコ)にわずかに触れ失点。

 1点差に迫られ“完全アウェー”の雰囲気に押され後半アディッショナルタイムにはVAR判定によってPKを与えてしまうと、FWマテタに決められ土壇場で同点に追いつかれた。

 3―3となり勝負の行方は延長戦に突入すると、延長前半10分に勝ち越しゴール。FWセルヒオゴメス(Rソシエダード)からのスルーパスを受けたFWカメージョ(ラージョ・バジェカーノ)が飛び出してきた相手GKを引きつけ絶妙ループシュートを決めた。

 さらにFWカメージョは後半アディッショナルタイムにもカウンターからダメ押しとなる5点目を決め、開催国フランスを撃破。今夏の欧州選手権を制したA代表に続き、U―23世代もビッグタイトルを獲得した。

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