俳優の高杉真宙（28）が10日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAでフォトブック「I/my」発売記念イベントに登場した。
「距離感の近い作品になればいいな」という思いを込めた一冊。全編フィルムカメラを使っての撮影で「一緒に旅に出た。ただただ撮ってもらっている」と話した。
“今一番行きたい”と願った場所、長崎での撮影は「楽しかった」と振り返る。「目線が低かったんだな」と幼少期に訪れた町並みとは様変わりしていたといい、長崎の食に魅了され「目当てだった角煮まんを食べられてうれしかった」とほほえんだ。
この日、俳優活動を始めてから15周年を迎えた高杉。映画にドラマ、舞台など幅広く活躍している。「15年たった感覚はあまりない」が、常に「できる限り成長できていたらいいな」と思いを抱きつつ、時がたつにつれて「年数に見合った自分でいられるかという緊張感」を感じているという。
最近、筋トレを始めたといい、今年は「パーソナルに行ってみようかな」とレベルアップに努める。「身体が好き」と、プロレスラーに憧れを抱いていて、目指すはレスラーのようなマッチョと意気込むが、現実的ではないと首をかしげる場面も。「ほどほどに筋肉、身体大きくなったらいいな」と決意を示した。
フォトブックは、高杉のありのままの日常に切り込み、魅力をふんだんに詰めんだ一冊に仕上がった。本作の完成度は「間違いなく100点！」と太鼓判。「読んでいて、これだけ距離を近く感じられるとは思わなかった。自分の思った以上に出来上がった」と満足げな表情で、五輪にちなみ「金メダルですよ～！」と笑顔をはじかせた。
高杉は1996年7月4日生まれの28歳。福岡県出身。2009年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」(22～23)、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-／-決戦-」(23)、舞台「ロミオとジュリエット」(23)、ドラマ「となりのナースエイド」(24)に出演。現在は大河ドラマ「光る君へ」に出演中。