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MLB ローリングス社と協力して滑りやすいボール改善へ 米報道 21年から粘着性物質使用禁止を厳格化

スポニチアネックス 2024年8月10日 13時48分

 大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッドコミッショナー(66)が滑りやすいとされるローリングス社製のボールの改善に取り組んでいるとスポーツ専門サイト「ジ・アスレチックス」が9日(日本時間10日)に報じた。

 MLBは近年、投手の粘着性物質の使用を取り締まってきた。しかし、投手は滑りやすいボールに不満を訴えてきた。そこでマンフレッドコミッショナーは大リーグにボールを供給するローリングス社にボールの改善に向けて協力を求めたと「ジ・アスレチックス」が報じている。

 マンフレッドコミッショナーは「私たちは現在、ローリングスのチームと一緒に粘着性のあるボールに力を取り組んでいる。大きな変化はローリングス社との協力に力を注いでいることだ」などと語った。

 以前は滑り止め対策として松ヤニやシェービングクリームなどの使用を暗黙の了解で認めてきたが、MLBは2021年からイニング間に粘着物質の不正使用取り締まりを行うようになった。この時、パドレスのダルビッシュ有投手が「MLBは前から(公然の秘密を)知っていたのだから、シーズン中にいきなり“それは使えない”というのではなくて、ボールを変えることが先だろうと思う」と話したこともあった。こう訴えると同時に日本からミズノ社製のNPB統一球を取り寄せ、チームメートや対戦相手の投手に見せた際にはしっとり感のある日本のボールは好評だったという。

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