◇パリ五輪第16日 男子マラソン(2024年8月10日 パリ市庁舎―アンバリッド(廃兵院)の42.195キロ)
男子マラソンが行われ、大迫傑(33=ナイキ)は2時間9分25秒で日本勢2番手の13位だった。赤崎暁(26=九電工)が2時間7分32秒で日本勢トップの6位に入った。
序盤は集団の中でレースを進め、20キロ地点は8番手、中間点はトップと9秒差の10番手で通過。その後は第2集団の前方にいたが、28キロからの上り坂を前に後退して優勝争いから脱落した。
21年東京五輪は6位で、マラソンでは2大会連続の夢舞台。「いつもレースの中で後悔ないように出し切ることを考えている」とし、東京の6位を超えたいか問われると「秘密」と話すなど自然体でスタートラインに立っていた。
パリ市庁舎をスタートし、オペラ座、ルーブル美術館、コンコルド広場を通過し、ベルサイユ宮殿で折り返してエッフェル塔を通って、アンバリッド(廃兵院)がゴール。観光名所を巡るコースだが、中盤に待ち受ける急坂などがあり、五輪屈指の難コースだった。