C大阪は10日、あす11日の広島戦（Eピース）へ向け大阪・舞洲で調整。6月30日の名古屋戦（ヨドコウ）以来のリーグ戦勝利が必須の一戦で、小菊昭雄監督は「際（きわ）のところはどのスポーツもメンタリティーが重要というのを改めて学んだ」と、パリ五輪柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した同郷・神戸出身の阿部一二三に刺激を受け、勝ちきる試合を誓った。
7月の3試合は2分け1敗。前節の町田戦（ヨドコウ）もスコアレスドローに終わり、4戦連続で勝利がない。首位の町田との勝ち点差は12。1試合でも早くまずは1桁に縮めなければ、逆転Vの可能性は遠のく。
「内容としては、もう少しで勝ちきれそうな試合が続いている。いい内容のときにゴールを奪う、苦しい時間帯のときは全員で守りきる。メンタリティーのところが非常に大事になってくる」
町田を無失点に封じたように、守備は安定してきた。広島の強力3バックを“一二三魂”で攻略し、反攻の秋へ向かう。