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桂南光が「米朝一門会」で桂ざこばさんの爆笑エピソードを披露

スポニチアネックス 2024年8月10日 19時10分

 落語家・桂南光(72)が10日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた恒例の「米朝一門会」に出演した。

 米朝さんの弟子だった桂ざこばさん(享年76)が6月12日に亡くなって、初めて行われる同ホールでの一門会。中入り後に登場した南光はまくらでざこばさんの思い出を語り、満員に膨れ上がった客席の爆笑を誘った。

 ざこばさんの急逝に「われわれ一門も本当に驚きまして…」と語り始め、南光が米朝さんの弟子・桂枝雀に弟子入りした当時の思い出を披露。「そのころ、ざこばさんはまだ朝丸さんと言いまして。仕事もなくて松之助さん、(明石家)さんまさんのお師匠さんのとこに居候してたんです。そこへあいさつ行ったら、上半身はだかで、半パンやったんが朝丸さんでした」とやってドカン。

 続けて若手のころ、よく飲みに連れて行ってもらった当時を回顧。「キタのクラブやラウンジなんかも連れて行ってもらいました。すごいトコで、朝丸さんは“ここな、座っただけで3万や”と。“そやからおまえら、今日は中腰で飲めよ”と…」などと懐かしんだ。

 さらに朝丸時代、一躍全国区に名を押し上げたワイドショー「テレビ三面記事 ウィークエンダー」にからめたエピソードを暴露。

 ある時、U字カウンターの居酒屋で飲んでいた時のこと。ものすごい形相でにらんでくる男性に遭遇した。「それが、番組で朝丸さんが“こんな悪いヤツ…”言うてパネルを叩いた男やったんです」とドラマのような遭遇劇を再現。「“おまえのせいで親戚中に恥かいたやないか”と怒りまくる男に、ざこばさんは“しょうもない詐欺するお前が悪いんやないかい”と逆ギレし、その男も“おっしゃる通りです”と。もっとすごいのはその後、あの2人で飲みに行ったんです」と話し、劇場は驚きと笑いに包まれた。

 ざこばさんの「お別れ会」は21日午後1時から同ホールで行われ、一般ファンからの献花も受け付ける。

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