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鏡が出場のレスリング女子76キロ級で米国20歳新星が“バックドロップ”勝ち 相手起き上がれず会場騒然

スポニチアネックス 2024年8月10日 19時19分

 ◇パリ五輪第16日 レスリング(2024年8月10日 シャンドマルス・アリーナ)

 パリ五輪レスリング競技は10日、女子76キロ級1回戦が行われケネディアレクシス・ブレーデス(20=米国)がカタリナ・アクセンテ(28=ルーマニア)に豪快な投げ技でテクニカルスペリオリティー勝ちを収めた。しかし、決着後にカタリナ・アクセンテがマットから起き上がれず。会場は騒然となった。

 日本からは鏡優翔(22=サントリー)が出場する階級の1回戦第4試合だった。世界V6を成し遂げた米国の“レジェンド”アデライン・グレイを退けてパリ切符をつかんだ米国の20歳超新星が、6―0とリードした後に、相手のバックを取り、そのまま“バックドロップ”のような大技で勝負を決めた。一気に5ポイントを奪い11―0のテクニカルスペリオリティー勝ち。長身のブレーデスが繰り出した“ジャーマンスープレックス”に会場から歓声と悲鳴が上がった。

 だが、首からマットに叩きつけられたカタリナ・アクセンテは、一瞬首に手を当てたあと立ち上がれず。場内は騒然となり、マット上の状況を見て静まり返った。

 マットから起き上がれないカタリナ・アクセンテの周りを医療チームら多くの関係者が取り囲む中、ブレーデスは心配そうにのぞきこんだ後、勝ち名乗りを受けて引き揚げた。その後、マットで治療を受けたカタリナ・アクセンテは5分から6分間起き上がることなく担架に乗せられ搬送された。

 ティーバーの中継やSNSで動画を見たレスリングファンはSNS上で「首から落ちたけど大丈夫かな…」「凄いバックドロップだったけど落ち方がヤバかった…」「階級も階級だし状態が心配だ」「強烈なジャーマンスープレックスをレスリングで始めて見たが…」など心配する声が相次いだ。

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