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レスリング・清岡幸大郎“ニンジャ逃げ”で準決勝進出決めた!幼なじみ桜井と同じ金メダルへあと2勝

スポニチアネックス 2024年8月10日 20時35分

 ◇パリ五輪第16日 レスリング(2024年8月10日 シャンドマルス・アリーナ)

 男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎(三恵海運)が10日、準々決勝進出でセバスティアン・リベラ(プエルトリコ)を8―6下し準決勝進出を決めた。

 初五輪のマットで昨年の世界選手権5位の強豪から勝利を挙げた。気迫がみなぎっていた。試合開始から攻め続け立て続けて2ポイントを先取。その後も低い姿勢からの高速タックルで加点し、最後はローリングでテクニカルスペリオリティー勝ち。清岡は表情を変えずに勝ち名乗りを受け、さっそうと引き揚げた。

 パリ2戦目も昨年の世界選手権銀メダリストに臆せず攻撃的姿勢を貫きいきなり6ポイントを先取。しかし、第2ピリオドで反撃を受け2点差まで詰め寄られた。最後は忍者のごとく軽やかに、バック宙のようなアクロバティクな動きでピンチを逃げ切った。最後は冷や汗の展開に苦笑いも、桜井に続く金メダルまであと2勝とした。

 母親同士が同僚だった縁で、3歳で女子57キロ級代表の桜井つぐみの父・優史氏が立ち上げた高知クラブで競技を開始した清岡。その同学年の幼なじみとして高知でともに闘い続けてきた桜井が前日に金メダルを獲得した。金メダルの日下、桜井、そして曽我部の「チーム四国」とともに臨んだ初五輪。メダル確定、その先の金メダルまで、清岡は止まらない。

 ◇清岡 幸大郎(きよおか・こうたろう)2001年(平13)4月12日生まれ、高知県出身の23歳。高知南高、日体大を経て、今年4月から三恵海運所属。母親同士が同僚だった縁で、3歳で女子57キロ級代表の桜井つぐみの父・優史氏が立ち上げた高知クラブで競技を開始。小中学校時代から全国大会で結果を残し、昨年12月の全日本選手権準決勝で東京五輪王者の乙黒拓斗を6―6の内容差で破るなどして初優勝。今年4月のアジア最終予選でパリ五輪出場権を獲得した。

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