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【バスケ男子】準決勝で燃え尽きた…W杯王者ドイツがメダル逃す、監督「すべて出し切った」

スポニチアネックス 2024年8月10日 22時26分

 ◇パリ五輪第16日 バスケットボール男子・3位決定戦 ドイツ83ー93セルビア(2024年8月10日 ベルシー・アリーナ)

 男子バスケットボール3位決定戦で昨夏W杯王者・ドイツ(世界ランク3位)がセルビア(同4位)に83―93で敗れて、銅メダル獲得を逃した。

 ドイツは史上初の4強入りを果たしたが、準決勝で開催国フランスに大激戦の末にわずか4点差で敗れて銅メダル決戦に臨むことになった。しかし主将のデニス・シュルーダー(ネッツ)は「フランス戦はもちろん勝てた。勝てるチャンスはあった。正直なところ、あれで気分が台無しになった。決勝に行けると思っていたし、一瞬一瞬を楽しんでいた」と準決勝に敗れた時点で燃え尽きてしまったと告白。

 ゴードン・ハーバート監督も「あの試合でもっといい仕事をして、勝たせることができなかったのが悔しい。でも、このチームが3年間やってきたことを忘れてはいけない」と振り返った。

 奇しくも昨夏のW杯決勝戦と同カードになった3位決定戦。シュルーダーは前半から奮闘して13得点6アシスト4リバウンドと奮闘したが、NBAで過去3度のMVPを獲得しているニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)率いるセルビアに敗れた。

 ハーバート監督は「フランス人はこんなことを言うと嫌がるだろうけど、オリンピックで対戦した中で最高のチームだよ。今日は素晴らしいバスケットボールチームと対戦した。我々は持てる力をすべて出し切った」と真っ向勝負の結果が敗れたと言及した。

 この3年間を振り返りシュルーダーは「自分のキャリアの中で一度もプレーしたことのないバスケットボールをプレーした。ロッカールームにいた選手たちは、エゴがなく、みんなが勝つことを考えていた。ただ、性格が良く、IQが高く、バスケットボールの才能がある選手たちだった」と話し、「監督は自分をキャプテンに選んでくれた。何よりもまず、監督はドイツ連盟や代表チームのためにしてくれたことすべてに感謝しなければならない」とチームメートと監督に感謝した。

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