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卓球女子は銀メダル 悲願頂点には届かず 16歳・張本美和「持っているものは出し切ることができた」

スポニチアネックス 2024年8月11日 0時24分

 ◇パリ五輪第16日 卓球(2024年8月10日 パリ南アリーナ)

 女子団体戦の決勝が行われ、日本は中国に0―3で敗れて銀メダルとなった。悲願の金メダルには届かなかったが、12年ロンドン銀、16年リオ銅、21年東京銀に続く4大会連続表彰台。中国が5連覇を達成した。

 今年2月の世界選手権の再戦。同選手権はシングルスのみの5試合制で、日本は2―3で敗れたものの、試合後に中国選手が安堵の涙を流すほどに追い詰めた。

 あれから半年。シングルス銅メダリストで左腕を痛めている早田ひな(24=日本生命)は、団体準決勝までの3試合は平野美宇(24=木下グループ)とのペアでダブルスに出場したが、この日は張本美和(16=木下グループ)とのペアで、陳夢・王曼〓組に立ち向かったが、2―3激闘の末に敗れた。

 第2試合のシングルスは世界12位の平野美宇(木下グループ)が、同1位の孫穎莎と対戦。第1ゲームは序盤にリードを奪ったが、ジュースの末に11―13で落とした。第2ゲームも6-11、第3ゲームも押し切られ、日本は後がなくなった。

 シングルスの第3試合は世界8位の張本が同3位の王曼〓と対戦。第1ゲームをジュースの末に14―12でモノにしたが、第2ゲームを10―12で落とすと流れは一気に王に傾き、16歳も敗れてパリの夢舞台は幕を閉じた。

 ▼張本 負けて悔しい。でも、自分の持っているものは出し切ることができた。

 ▼平野 自分の力はかなり発揮できた。最後の1点だったり、5ゲームで勝つまでには至らなかった。層の厚さを感じた。リベンジできる時があればその時までに強くなりたい。

 ▼早田 張本選手と公式戦で組むのはほとんど初めて。自分たちが持っているものは最大限出すことができた。最後、自分が先輩として足を引っ張ってしまった。あそこからが中国の強さだと思う。

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