お笑いタレント明石家さんま（69）が、10日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」（土曜後10・00）に出演。フワちゃんや粗品の失言騒動で揺れる芸能界の昨今について、私見を述べた。
番組では、リスナーからやす子に対するX（旧ツイッター）への不適切投稿をしたフワちゃんに対するメッセージが寄せられた。これに対して、さんまは「フワちゃんがどうのこうのとか、俺はちゃんと記事も読んでないし、見てもない。タイトルだけ見ただけ」と事態を把握していないと話しつつ、「とにかく再生回数伸ばしたいんやろ。再生回数のところに（頭が）行っていると思うねんけどな。粗品なんかでも、そういうところがある。こないだも“お前、再生回数伸ばしたいだけやな”って会って言うてたんですけど、（粗品が）“はい、すいません”と言うてたから、とらわれているんやろ。YouTubeとか、インスタの再生回数を伸ばしたい（気持ちに）」と、芸能人が傾倒するSNS時代に警鐘を鳴らした。
番組の冒頭で、モーニング娘。小田さくらなど共演者と「古い先輩のしきたり」について言及していた際にも、「人の悪いこと絶対言うなって、芸人さんの悪いことを絶対に言うなって、うちの師匠が（言っていた）。厳しく言われた世代やから」と、師匠だった落語家の笑福亭松之助さんから言われた金言を持ち出して、諭した。
さらに「ちょっと、その時は若かったから“言ってもええのちゃうかな？”。笑いにしているし（と思った）。でも、うちの門下はダメだったんです、絶対に。毒舌とか」と当時を振り返り、「今は、ネットがあって。悪口言うことによって再生回数伸ばしたいだけやと思う。文字で、言葉で攻撃して、そういうのがあるから、ホンマに困るよな」と、同じように指摘をしていた。