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橋下徹氏 五輪報道に“自戒”「われわれ外にいる人間が期待とかプレッシャーをかけるのは少し違うなと」

スポニチアネックス 2024年8月11日 8時21分

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が11日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。パリ五輪の報道について言及した。

 10日に陸上女子やり投げ決勝で北口榛花(26=JAL)が金メダルを獲得。これで今大会のメダル獲得総数は42個になった。16年リオデジャネイロ大会の41個を上回り、海外開催のメダル獲得数最多となった。さらにレスリング女子62キロ級決勝を元木咲良(22=育英大助手)が制し、43個まで記録を更新した。

 開会式翌日の7月27日に柔道女子48キロ級で角田夏実(31=SBC湘南美容クリニック)が今大会メダル1号となる金メダルを獲得して始まったパリのメダルラッシュ。第15日終了時点で毎日選手たちが積み上げてきたメダル数は金メダルが16個、銀メダルが8個、銅メダルが13個で合計37個としていた。

 橋下氏は「五輪で学ぶこと、たくさんありましたね。ただ、報道ですから事実を伝えることは当たり前だと思うんですけれども、今回の五輪で期待だとかそういうことを、僕もほかの番組で言ってしまってね、柔道とかそのほかの競技で選手が負けた時に“すみません、すみません”って謝られている姿、ご本人の気持ちは、僕らがとやかく言うことではないけれども、あのように謝る気持ちにさせてしまわないように、何か伝える側も注意しないといけないなと」と指摘。

 そして、「結果を伝えることと、期待、獲らないといけないんだよというような雰囲気をつくるのは別なので、そこはちょっと僕らも注意しないといけないのかなと」と言い、「選手が勝利至上主義になるのは僕は当然だと思います。負けた時に悔し涙、思い切り号泣する、それは当然のことだと思うんですが、われわれ外にいる人間が期待とかプレッシャーをかけるのは少し違うなと。五輪を見させてもらうだけで、学ばさせてもらってありがとうございますという気持ちを、とにかく言い続けようかなと思います」と話した。

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