パイレーツのデレク・シェルトン監督（54）が10日（日本時間11日）、敵地でのドジャース戦前に取材対応。今季メジャーデビューし、100マイル以上の速球を武器に6勝1敗、防御率1.99と躍進を続けるポール・スキーンズ投手（22）とドジャース・大谷翔平投手（30）との今季2度目の対戦を待ちわびた。
両者の初対決は6月5日。第1打席はスキーンズが全球100マイル以上の速球を投じて空振り三振に打ち取ったが、第2打席は大谷が中越え本塁打、第3打席でも右前打を放ってやり返し、見応えのある勝負を展開した。
シェルトン監督は「多くの人が期待している。前回はポールが勝った後、翔平がお返しをした。野球界にとっても重要なこと。2人のすごくいい野球選手が、今夜3、4回対決するからね。いいと思うのは2人の反応を見ていると、2人がこの対決を楽しんでいることだ」と勝負を超えたメジャー屈指の対戦を楽しんでいるようだった。
また、ロサンゼルス郊外で育ったスキーンズについては「選手が自分の育った地域に戻ってくるときは、少し特別な気持ちになり、よりいいところを見せたいと思うものだ。彼が今日どんな反応を見せるか楽しみだ。ポールは5月にメジャーデビューしてからどんどん良くなっている。間違いなく以前とは違うピッチャーになっている。他のチームにとっては恐ろしいかもしれないが、我々にとっては良いこと。ポールの素晴らしいところは、学びたいという意欲があり、どんどん良くなりたいと思っていて、挑戦することが好きだということだ」と野球に取り組む姿勢を評価していた。