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【吉田正尚と一問一答】7号に「いい角度で上がった」試合前タンクトップで練習に「意味はないです(笑)」

スポニチアネックス 2024年8月11日 10時11分

 レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は10日(日本時間11日)、ホームでのアストロズ戦に「3番・DH」で先発し、7回の第3打席で右翼ポール側に7号本塁打を放った。

 右腕アリゲッティに対し、初回の第1打席は二ゴロ、4回の第2打席は見逃し三振。ただ、1-4とリードされた7回、先頭打者として迎えた打席で初球の87.6マイルのカッターを捉えると、大飛球が右翼の通称“ペスキーポール”際に飛び込んだ。打球速度は109.3マイル、飛距離425フィートという豪快な一打で、地元ファンを熱狂させた。チームが4-5と追い上げ、なお二死一塁で右腕アブレイユに対した8回の第4打席は三邪飛。4打数1安打1打点で吉田の打率は.279となった。レッドソックスは4-5で敗れ、手痛い2連敗となっている。試合後の吉田との一問一答は以下の通り。

 ――本塁打は初球のストライクを仕留めた。

 「1打席目はカット(で凡退し)、2打席目も刺される感じで見逃し三振でしたので、その次は同じミスをしないように、ファーストストライクからいこうと思って、その結果いい角度で上がったかなと思います」

 ――その時点までチームは1安打。流れを変えたいという気持ちがあったのか。

 「いや、そんな別に。(その後に追い上げたのは)結果論でしたけど。みんな打席に立ったら何か起こしたいという気持ちは持っている。その1つだと思います」

 ――地元紙の取材にも“以前との違いは、早いカウントから積極的にいくこと”と話していた。早目の仕掛けは甘い球を見逃さないためか、それとも気持ちの問題か。

 「気持ちもそうですし、結果的に全部振り返ったときに、やっぱりファーストストライクが一番甘いなっていうのが、このメジャーに来てからずっと(感じていること)。見てみてっていうよりは、(それだと)最終的にコースを散らされるんで、最初のストライクをしっかりスイングできる準備をして、その中で見逃すのか打ちにいくのか。ゾーン、カウントを作っていく中で、方向だったり、ポイントだったりっていうのは変わってくるとは思いますけど」

 ――最初のストライクが甘いというのはデータか、感覚か。

 「今までの自分の感覚でもそうですし、追い込まれて小さくスイングするよりは、最初のスイング、しっかり自分のスイングができる準備の問題っていうところじゃないですかね」

 ――最後の打席は積極的にいったが、球が少し高かった。

 「打ちにいきすぎたのかなっていう。冷静に判断すればボールでしたけど、押せ押せのまま入ってしまった。さっきも言いましたけど、打ちにいって見逃すっていう作業ができれば、あれも見逃せればいいなと思います」

 ――試合前、タンクトップを着て練習していた。

 「いや別に、意味はないです(笑)。暑かったんで、クラビー(クラブハウスのスタッフ)の人が切ってくれました」(ボストン・杉浦大介通信員)

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