◇第106回全国高校野球選手権第5日 早実―鳴門渦潮(2024年8月11日 甲子園)
早実のアルプス席に当時「4番・遊撃」の後藤貴司氏、捕手の白川英聖氏、一塁・桧垣皓次朗氏ら2006年日本一メンバーが集結した。
後藤は「久々に集まりましたね。前回、甲子園に来たのは清宮(日本ハム)らが出場して以来9年ぶり」と後藤は懐かしそうに振り返った。
一番印象に残っているのは06年8月21日、駒大苫小牧との決勝再試合。9回にエース斎藤佑樹氏が田中将大(楽天)を空振り三振に打ち取ったシーンだ。「自分が(遊撃で)守っている時の斎藤のストレート。鳥肌が立ちました。最後は田中なんて…。こういう巡り合わせなんだなと凄く思いました」と当時を振り返っていた。
目の前で繰り広げる後輩たちの戦いにも合格点を出した。「打のチーム、平常心で戦っていると思います」とうれしそうに話した。