◇セ・リーグ 巨人3―1中日(2024年8月11日 バンテリンD)
巨人の菅野智之投手(34)が11日の中日戦(バンテリンドーム)に先発し、8回1/3、118球を投げ、9安打されながら1失点に抑え、自身4連勝でリーグ単独トップの11勝目(2敗)を挙げた。チームは2連勝で貯金を再び10とした。
ヒーローインタビューで菅野は「(大勢に)最後に仕事をさせてしまったんですけど、大勢に感謝しています」と笑った。
9安打を浴びたが「ドラゴンズもすごく打線の調子が良かったので、ある程度、ヒットは打たれるだろうなと思っていた。その中でも小林がうまくリードしてくれて、いいピッチングができたと思います」と話した。
8回を投げ終えた時点で109球だったが、9回もマウンドへ挙がった。菅野は1死から細川、石川昂に連打を浴びて1死一、三塁のピンチを招き、村松に中前打されて完封を逃し、交代。その後のピンチを守護神の大勢が切り抜けた。
菅野はこれで7月21日の中日戦(バンテリンドーム)から4戦4勝。この4試合は30回1/3を投げて自責はわずか3だ。「勝ちというのは先発ピッチャーにとって一番うれしいですし、イコールチームが勝つということなので、どんどん白星を積み重ねていきたい」。優勝争いの中でその存在感、安定感は際立っている。