15年サイ・ヤング賞左腕で、メジャー通算103勝を誇るロッテの新外国人ダラス・カイケル投手(36)が11日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。
会見に同席した吉井監督が「遠い国からカイケルさんがマリーンズのためにやってきてくれました。アメリカのスーパースター。凄く楽しみ」と紹介。背番号41に決まった新助っ人は「コンニチハ!緩急を付けてゴロを打たせる自分の投球スタイルを見てほしい」とアピールした。
会見前には佐々木らナインにあいさつし、キャッチボールなどで汗を流した。大リーグでも注目される佐々木については「凄いですね。いい投手」とし、吉井監督は「若い投手に経験や技術を教えてもらえれば」と期待した。
かつて前田健太や青木宣親とチームメートになり、日本の野球について話をする中で「日本の選手はルーティンを確立し、練習熱心だと聞いた」という。
サイ・ヤング賞以外にも最多勝、ゴールドグラブ賞5度、球宴出場2度など数々の栄光を誇る。アストロズ時代の17年には球団初のワールドシリーズ制覇にも貢献した。
日本でも「優勝を勝ち取りたい。優勝チームの一員として(喜びを)分かち合いたい」と、日米で優勝を果たすことを思い描いた。18日までの9連戦中に初先発の見込みだ。