卓球女子日本代表、早田ひな（24＝日本生命）の石田大輔コーチ（44）が11日、自身のインスタグラムを更新し、表彰式で見せた早田の気遣いを明かした。
早田は左手首付近の痛みに耐えながらシングルスで銅メダルを獲得。団体でも平野美宇、張本美和とともに銀メダルを獲得した。
石田コーチは団体の表彰式の時に「ひながリュックにシングルスのメダルあるから、持ってきてください！って連絡きて…」とし「表彰台見て、なるほど、木原にメダルをかけて美宇ちゃん、美和ちゃんと4人で一緒に写真撮りたかったんや(団体戦のメダルは3つでリザーブにはないので足りなかったんです。)」と、早田が個人で獲得した銅メダル、木原美悠らほかの3人が団体の銀メダルを掛けた写真を投稿した。
自身も東京五輪ではリザーブだった早田だけに、木原への感謝の思いは強く、中3の時から早田を指導する石田コーチも「技術だけでなく、心も優しい立派なアスリートになってくれて 決勝戦、たくさんのご声援ありがとうございました」と感慨深そうにつづった。
フォロワーからも「なんちゅうええ話や」「ひなちゃんの優しさは金メダリストですよ」「そのエピソードだけでも泣けちゃうじゃないですか！」「最高なチームでしたね」「素晴らしい」などの声が寄せられていた。