◇セ・リーグ 阪神4―0広島(2024年8月11日 京セラD)
阪神・高橋遥人投手(28)が5回4安打無失点で21年10月21日の中日戦以来1025日ぶりに白星を手にした。左肩などの手術を乗り越えてつかんだ勝利。ヒーローインタビューでは喜びの声があふれた。
――この歓声を聞いて、今の気持ちは
「本当に嬉しいです。またこうやって勝つことができると思えなかった時もあったんで、嬉しいです」
――どんな意識でマウンドに
「まずは試合を作るというのと、あとは球場の雰囲気を感じながら梅野さんのミットに思いっきり投げようって思って行きました」
――初回は3奪三振スタート。立ち上がりのイニングはどういう心境で
「本当に思い切って腕振って。長く投げられていなかったんで。とにかく思い切って投げようと思った結果、三振取れたのでよかったです」
――5回投げて無失点。投球内容を振り返ってどう感じる
「えー、完璧です。嘘です、嘘です(笑い)。無駄なランナーを出したので、次は修正できるようにしていきたいです」
――4回のピンチで三振を奪い、ガッツポーズ。どんな気持ちで腕を振った。
「梅野さんが攻めのリードしてくれたので。自分じゃ選ばないようなボールを選んでくれたので、思い切ってそこに投げました」
――チームメートの打撃はどう見ていた
「いや、本当にテレビの前でずっと見ていたので、生で見てもすごいなと思いました」
――トミー・ジョン手術や肩の手術を乗り越えた。長いリハビリ期間もあって、どのような思いで過ごしたか
「うまくいかないこともたくさんあったんですけど。周りの方の支えとか、あとはファンの方の声がたくさん聞こえたので。それになんとしても応えたいと思ってずっとやってきたので、今は本当に夢のようです」
――ウイニングボールは同じ静岡県出身の岩崎から受け取った
「同じ静岡ということもあって、ずっと気にかけてくれたので、嬉しかったです」
――両親も観戦していた。どういう存在
「一緒にいてすごい楽というか。今日はいいところ見せられてほんとによかったなと思います」
――この1勝への思いは
「本当に1人じゃ頑張ってこれなかったので。周りの人とかに本当、頑張らせてもらって、こうやってまた試合で投げることも勝つことも想像できない時があったんで、ほんとに皆さんのおかげで勝てたかなと思います」
――タイガースファンの声援はどうだった
「ずっと支えてもらった存在だし。さっき言った通り頑張れたのはファンの方々の声援があったからなんで、またこうして元気に投げられるところを見せられて、ほんとうによかったです」
――ファンへのメッセージ
「もっと長いイニング投げられるように頑張って、もう怪我しないように頑張ります」