◇パ・リーグ オリックス1―6ロッテ（2024年8月11日 ZOZOマリン）
今年7月末に支配下登録されたオリックスの高卒4年目・川瀬が、プロ初登板で収穫の3回1失点だ。
「四球はちょっと多かったですけど、何とか耐えられて最少失点で投げられたのでよかったかなと」
4点劣勢の6回から登板。藤原を二ゴロに打ち取るも、大里の送球失策でいきなり無死二塁を背負い、続く中村奨に中超え適時二塁打を浴びた。その後2四球で2死満塁を背負うも、ソトを一邪飛に打ち取ってピンチ脱出。7回は1死一、二塁をしのぎ、8回は4球で3者凡退に抑えた。
「ホッとしたのが大きいです。登録されて、なかなか投げずにそわそわしながら毎日を過ごしていましたけど。1軍ですし、そこでビビっていたらもっと四球を出していた。そこは4年目ですし、分かっていたので。（打者に向かって）厳しくいこうと思っていました」
中嶋監督も「こういう（ZOZOマリンの強）風で投げるのも初めてでしょうし、ちょっとエラーがかわいそうやったですけど。向かっていく姿というか、いいものを見せてもらいましたよ」と評価した。「目標は先発で、1年間ローテで回ることが目標。そこを目指して頑張ります」と、川瀬は決意を込めていた。 （阪井 日向）