◇セ・リーグ 阪神4―0広島(2024年8月11日 京セラD)
阪神の高橋遥人投手(28)が11日に広島戦(京セラドーム)で5回無失点の快投を披露し1025日ぶりの白星を挙げた。度重なる故障と手術から復活を遂げた左腕。試合後は周囲への感謝や次回への課題も口にした。以下は一問一答。
――雰囲気を感じながらと。緊張は。
「緊張はしたっすかね、めちゃくちゃ。でも投げ始めたら精いっぱいだったんで、そんな感じです」
――歓声もすごかった。
「最初にマウンド上がった時はものすごく聞こえて。マウンドに上がる前の方がウルウルしたかなという感じです」
――ブルペンで聞いていた
「ベンチから聞いてる時とか、投げる前とかですかね。直前の方が今から試合やと思って」
――良かったところは
「あんまりどれが良かったというのは別になかったかなって思うんですけど。うまく梅野さんにリードをしてもらって、いいところを出してくれた。満塁の時のインコースのスライダーが今日1番いいボールだったかなと思います」
――自分では考えなかった1球
「満塁だったんで、当てたら1点だし。インコースに大きく曲がるっていうのは、攻めづらいのは攻めづらいんで。そういう意味では自分では選ばないボールだったんで」
――スライダーは2巡目の方が多かったが、試合前から話し合ってか。
「いや、特に。流れの中でって感じで。ストレートがどれぐらいいけるかとか、1軍のバッターに投げるのも久々だったんで。とにかく1人、1人思い切って攻めてアウトを取っていこうって感じですかね」
――手応えを感じたところ。
「初回にああやって三振を取れたというので、いけるかなって感じたところもあったんで。ファームだとランナー出てから点取られることが多かったんで、そういう意味では今日はしっかり粘れたかなと思います」
――ピンチを背負ってからも変わらず。
「気持ちはしっかり繋がれないようにとか、より慎重になったんで、カウントは悪くなったんですけど。フォアボール出したのはあれですけど、しっかりゼロで帰って来れて良かったなと思います」
――表情崩さずに見ていたが久しぶりの1軍のベンチは
「そうですね、やっぱり声援とか全然違うので、あとは緊張感とかも。ファームも緊張感あるんですけど、また違った緊張感もあってより緊張しました」
――緊張感とか歓声とかは戻ってきたなみたいな感覚も
「そうですね、懐かしいなと思いました。こんな感じだったなって。緊張は今日が1番しました」
――お立ち台ではこれから長いイニング投げられるように、と
「やっぱりしっかり試合作れるように、今日はほんとに出来すぎたのもあるんですけど、試合作れるように、もう少し長いイニングを投げられるようにっていうことをやって投げたいです」
――監督はブルペンをこっそり見ていたと
「全く気づいてないです」
――ちなみに昨日の晩ご飯は
「食堂で食べたんですけど、牛カルビ丼とエビピラフと唐揚げと麻婆豆腐を食べました」
――(前日取材に乱入して晩ご飯の質問をしてきた)才木くんに報告は
「『家じゃなくて食堂やん』って言いました。家で食べると思ったのに」
――岩崎さんからウイニングボール渡されましたけど、ボールはどうする
「どうしよう、両親かなと思ってますけど。ほんとはスタンド投げようかなと思ったんですけど。ファンの人にたくさん支えてもらったので。でもそれ、あれかな、違うかなと思って。どうしようかなと思っています」
――今後も行けそうだなというピッチングになった
「ちょっと頼りすぎなところあるんで、1つの球種に。もう少しまっすぐがよくなれば、もっとそのボールも効くし、そのボールに頼らなくなると思うんで。はい、そんな感じですかね」
――それはツーシーム
「ですかね。めっちゃ投げましたよね」
――ずっとまっすぐが、というのを言ってきて、今日手応えは
「いや、そんなによくないんじゃないですかね。ここでまっすぐ選択できればなっていうところが何回かあったので、そういう意味では、いろんなボールを、ツーシームだけじゃなくて、いろんなボール使いながら、さっき言ったそのスライダーとか、たくさん投げれられようになって自信がついたボールでもあったんで、はい」