◇セ・リーグ 阪神4―0広島(2024年8月11日 京セラD)
阪神・岡田監督は復活勝利を手にした高橋を称えた。自力V消滅の危機を回避した価値ある1勝だった。
「ゼロで5回までいってくれてナイスピッチングだった」
“岡田流”で先発左腕の背中を押した。試合直前のブルペン投球の視察は「見とったんや、隠れて。俺が行って余計緊張したらあかん」と“自粛”。その後、高橋、梅野を呼び「勝ち負けなんか関係ない。今日絶対勝たなあかんとかそんなん全然関係ない」とバッテリーから重圧を解放したそうだ。
登板後の状態を確認するため、きょう12日に高橋の出場選手登録を一時抹消。ただ、激しい優勝争いの中で出現した背番号29の存在は大きく「10日間抹消したらちょうど良いカードがある」と23日からの広島3連戦(マツダ)で再びぶつける可能性も示唆した。(遠藤 礼)