◇セ・リーグ 阪神4―0広島（2024年8月11日 京セラD）
阪神・森下が、高橋先輩を強力援護する先制打を放った。初回1死三塁から先発・九里の外角直球を中前へはじき返した。
「“遥人さんが楽な展開で投げられるようにしよう”と野手陣の中でもなっていた。最初の打席でタイムリーが出てよかった」
4戦連続安打となった一打で節目の数字にも到達。プロ入り2年以内の球団右打者では81年の岡田彰布以来となるシーズン50打点目だ。「前半戦で苦しんだ分、後半でチームのためにできることをやってきた結果」とうなずいた。
リーグトップを堅持する得点圏打率は.352まで伸ばした。「遥人さん本来の力を発揮してもらうのが一番いい展開だと思っていた。全員そういう意識の中でやれていた」。高橋と初めて1軍舞台でプレー。2年目の若虎が1025日ぶりの復活勝利を、持ち前の勝負強さで祝った。（石崎 祥平）