◇セ・リーグ 巨人3―1中日（2024年8月11日 バンテリンD）
巨人は快勝の裏で痛すぎるアクシデントに襲われた。5回1死。ヘルナンデスが中堅守備でライナー性の打球に前進してスライディングキャッチを試みた際、左手首をひねった。顔をゆがめて途中交代して、名古屋市内の病院で「左手首骨折」と診断された。
交流戦から1軍に昇格し、56試合で打率・294、8本塁打、30打点。阿部監督は「俺の心も折れそう。ここまでけん引してくれたし、それくらい痛い」と語った。ヤンキース時代に松井秀喜が同様のプレーで骨折した際は復帰までに4カ月を要しただけに、今季中の復帰は厳しい状況となった。
一方で、指揮官は「若い選手とか他の選手はチャンスが増えるわけだから頑張ってみんなで勝ちたい」と鼓舞。代わって浅野が1軍に緊急昇格する。