2週間に及ぶ熱戦に幕を下ろしたパリ五輪。本紙に人気漫画「キン肉マン」のオリジナルイラストを寄稿し、五輪紙面を盛り上げた「ゆでたまご」の2人が大会を総括し、選手らにねぎらいの言葉を贈った。 (岩田 浩史)
――「火事場のクソ力」を感じた選手や、その瞬間はありましたか?
「体操男子団体総合が、最終の鉄棒で逆転して金メダルを獲ったのはまさにそうでしたね」
――「友情パワー」を感じた選手たちはいましたか?
「柔道混合団体戦は、あれだけ必死に闘って、決着をつけた後にお互いを称え合う姿に感じました」
――キン肉マンにはいろんな超人勢力がありますが、それを感じる選手はいましたか?
「有言実行の阿部一二三選手は『正義超人』でしょう。『悪魔超人』は…テディ・リネールは悪魔将軍にみえました。『完璧(パーフェクト)超人』は藤波朱理選手以外にいないですね」
《ゆでたまご「フェンシング選手は超人っぽい」「エッフェル塔前でのビーチバレーはキン肉マンの世界」》
五輪観戦しながら「キン肉マン」の名場面が浮かぶ瞬間もあったようだ。「フェンシングはマスクが超人っぽくて、楽しんで見られました」といい、国旗をモチーフとするマスクを付けた選手たちから超人を連想して楽しんだ。「ビーチバレーの会場がエッフェル塔の前だったのは、まさにキン肉マンの世界だと思いました」とも。作品では大阪城や富士山麓、サグラダ・ファミリア(スペイン)やグランドキャニオン(米国)など国内外の名所で名勝負が行われている。