◇ア・リーグ レッドソックス2―10アストロズ(2024年8月11日 ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は11日(日本時間12日)、ホームでのアストロズ戦に「4番・DH」で先発出場し、3打数1安打1打点2三振だった。
最初の2打席は相手の先発右腕ブラウンの90マイル台後半の速球と変化球のコンビネーションに手を焼き、2打席連続3球三振。しかし、1―10と大量リードされた6回一死満塁で迎えた第3打席、左腕ファーガソンの投じた初球を積極的に打って出て、91マイル(146.4キロ)のカッターをセンター前に打ち返す適時打を放った。
チームは結局、2―10で大敗を喫し、これでアストロズとのシリーズは3連敗で、7日(同8日)ロイヤルズ戦から4連敗。大差がついていたため、9回の吉田の打席では代打が送られた。今季の吉田の打率は.280となっている。試合後の吉田との一問一答は以下の通り。
――悔しい負け
「3連敗、痛いですね」
――その中でも第3打席で適時打を放った
「そうですね、スライダー、カット系かな、逃げる球でしたけど、チャンスでしたし、甘いところからどんどん行こうと思っていました」
――1、2打席は少し追いかけ気味だったが、第3打席はぶれなく初球から
「まああそこはピッチャー変わりましたんで。(1、2打席の)あのピッチャー、去年のイメージよりもグラスノー(ドジャース)に近いというか、角度があって、カットも浮き上がるような、カーブも一度、パッと浮いて、目付というか、なかなかポイントがうまく掴めなかったですね。2打席、しっかりやられたんで、また次、対戦する時は対応できるようにしたいと思います」(ボストン・杉浦大介通信員)